読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

また、明日。

マイペースにやってます。

街を恋しむ

数日前から、むしょーーーーに新宿に行きたくて仕方がなかった理由が、この動画を見てわかった。

 

vimeo.com

 

「街」が好きだ。人が生活している「気配」がすごく好きだ。人混みが好きだ。人がたくさんいて、音がして、ザワザワしてるのに、知り合いはいなくて空虚なようなあの感じ。大都会の夜だとなおよし。ネオンと外灯に吸い寄せられるのも、吸い寄せられてくる人も暗闇と光の狭間にあるものもすごく好きだ。

 

特に渋谷が好きだ。大好きだ。私にとって渋谷は子どもの頃からずっと特別だった。昔は子どものためのワンダーランドみたいな街で、おめかししてお出かけする特別な場所だった。10代後半は映画やクラブやCD屋や雑貨屋や本屋や、あらゆる文化的なものを私に与えてくれた。その後風俗案内所が出来たり、夜間営業してる店が増えたり、怪しい大人が増えたり、行き場のない様子の若い人がたむろするようになったりして街の姿は様変わりしたけれども、たくさんの思い出と人を抱えてる渋谷という街がとてもいとおしい。渋谷にできるだけ長くいたくて、「勤務地:渋谷」にこだわって仕事をしていたこともある。神宮の花火大会をオフィスのベランダからみたり、駅の反対側にあるラーメン屋さんまでランチを食べに行ったり、帰り道に新しいコンビニをはしごしたり、ラブホ街の中にあるごはん屋さんに行ったり、なにもかもが楽しくて仕方なかった。徒歩で回ってもたかがしれてるあのサイズもちょうどよかった。

 

表参道も好きだ。あそこには仕事絡みでたくさんの思い出がある。社会人として初めて大きな仕事をしたのも表参道だったし、大好きなお店や気軽に立ち寄れるお店がいくつもあった。私にとって表参道は「大人の街」という位置づけで、だからこそあそこで仕事をしている自分というものがすごく誇らしかった。「大人になった自分が大人として認めてもらえた」という気持ちを満たしてくれていたのが表参道という街だ。背伸びしても届く距離になって(るようにみえて)行くたびに背筋がピンと伸びるような気持ちにいまでもさせられる。

 

何故、想い入れも何もない「新宿に行きたい」と思ったのか不思議だったけれど、たぶん新宿の方が渋谷や表参道に比べると人が多くて年齢層も多様だからだろう。多くの人の生活の「通過点」なのもいいのだろう。何のかかわりも想い入れもなにもない街だからこそ、その雑踏にまぎれて「他人と関わらないことを楽しみたい」のかもしれないし、年齢的に渋谷でも表参道でもない場所、中年になった自分を許容してくれる街を自然と望んだ結果なのかもしれない。

 

東京、サイコー。

新宿、サイコー。