また、明日。

マイペースにやってます。

名刺代わりに好きな映画10選してみた

「名刺がわりに好きな◎◎10選ってどうよ?」という提案をTwitterでみかけて、じゃあやってみようと思ってやったのがこちらです↓

 

 

 以前も書きましたが、私は10代~20代を自他ともに認めるUKインディーズとミニシアター好きとして暮らしていました。ここに挙げた作品の半数は当時からの「ALL TIME BEST」とも言うべき作品で、後半の3本は結構最近の作品になっています。『ホーリー・モーターズ』にするか『POLA X』にするかはかなり悩んだところなんだけど、「希望」のある前者を選びました。ずいぶんと人生に「希望」を持つことにしたんだな、自分・・・とちょっと思ってみたり思わなかったり。

 

それにしても、このタグをたどって他の方々が挙げているものを見てみると、実生活ではなかなか出会うことのない、同じ作品を見て「好き」だと言っている人がいて(しかも複数いた!)驚いた次第です。

 

特に『春にして君を想う』はシネマライズ渋谷での上映で、上映期間もそんなに長くなかったものです。公開当時は日本国内で初めて上映された「アイスランド映画」であり、『ベルリン天使の詩』のブルーノ・ガンツ演じる天使が出てくることが宣伝でも盛んに触れられていたのを覚えています。ひたすらに美しいアイスランドの風景と、人生を終えていくさみしさをふんわり包み込んだ何とも言えない味わいの、情景と人物描写の非常に美しい映画なのです。この映画を誰かが見て、同じように大事に心にあたためていると知ることができたのは、とてもうれしいことでした。SNSすげー。

 

本棚の話にも通じるのですが、「読んだもの/見たものは知となり肉となる」のは音楽や美術、映画、読書を趣味とした場合に得られるいい例だと思います。特に10代~20代の想像力豊かかつ吸収力の高い時期に多くの価値観に触れることが大切なのは言うまでもありません。たまたま私は恵まれた環境で求めれば求めるだけ与えてもらえましたが、同じ環境にいても興味を持たなかった弟が後年「姉貴はいいよな。俺ももっとしてもらえばよかった」といったときにうーん、と唸ってしまいました。

 

そんな私が抱えている弟への愛憎含めた矛盾と葛藤に満ちた感情を丁寧に描いたのが『オリヴィエ・オリヴィエ』であり、個人的にアニエスカ・ホランド監督の最高傑作ではないかと思ってます。兄弟姉妹のいる人は是非。

 

ところで、もうひとつTOP10リストをあげていて、それはもっとアレな感じです笑