婚活って楽しそうだな~。
31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる (ウィングス・コミックス)
- 作者: 御手洗直子
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2012/10/25
- メディア: コミック
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昔から「お見合いしてみたい」と言っては親に「相手に失礼だから」と却下されてきたのですが、今のこの時代・この制度ならお見合いできるじゃん!と思った次第です。
この本、結構楽しく書かれてるんですよ。婚活サイトの特徴やお相手の選び方、デートのまわしかた、そのほか色々と「ほー」「へぇー」と思うようなことが盛りだくさんでした。
一番「ほー」と思ったのは、「年収1千万以上」の物件(あえてこう呼びます)がゴロゴロしてること。そしてそういう高級物件とは意外とデートまでサクサク進むものだということ。普通にぼんやり暮らしてたらなかなかそんな高級物件とのデートなんてないですからね!まぁ、高級物件なのにシングルということは、それなりの「難あり物件」であることは間違いなさそうですが(そのあたりも書かれてて面白い)
さて、この本を読んで一番思ったのは、婚活とは自分がパートナーにどんなことを求めているかを最短距離で考える、というものだということ。ゴールは「結婚」と決まっているので、あとは相手に求める条件ってなにかを考えて考えて、それにマッチする人を探していくわけです。それこそが婚活なんですね。「年収1千万以上が譲れない」ならそこを突き詰めていって、相手が望む条件に自分がマッチしていたらデートの約束をし、その上で感情面でついていけるかどうかとか、趣味を受け入れてくれるかとか、食べ物の趣味が合うかどうかとか、そういうチェックポイントをクリアしていく。ものすごく合理的だし、最短距離でお互いの希望をすりあわせていくので無駄がないと思います。
そう考えると「えー、婚活してまで結婚したいの?」なんて言葉はでてこない。だって、ものすごく相手に求めるものがわかってるってことだから。
恋愛からの結婚はその点、すり併せにかける時間がかなり必要ってことですよね。費用対効果という面では結構コスパが悪い。時間もお金も労力もかかる。譲らなきゃ行けない部分も多いだろうし、望まれても期待に応えられなくて悩むことも多い。モヤモヤする時間が楽しい人はいいけど、人によってはそれに耐えられなくて(めんどくさくて)「やっぱりいいや…」と投げ出す人もいるでしょう。
仲人さんや紹介者が介在しない分(ビジネスとしての紹介者はいるけど)わずらわしさも少なそうでいいですね。すごくいいと思います、婚活。
ただ、1つだけ気になることが。婚活で結婚にいたった人たちって、親にはどう紹介するんでしょうか。「婚活サイトで知りあったんだよ」とかいうのかな。