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また、明日。

マイペースにやってます。

誰もあなたの話など聴きたくないから

先日、岡映里さんがこんな記事をあげていました。

 

www.okimhome.com

 

これを読んで思い出したことがあります。

 

私は社会人デビューが遅くて、なおかついわゆる「就職活動」を一切しないまま社会に出てしまいました。なんせ通常とは異なるルートで社会に出てしまったので、就職活動で学ぶような社会人としての心構えもなく、会社が小さくて(3人しかいなかった)新人研修をするようなノウハウもなく、お手本となるような先輩もおらず、学生気分が抜けないままでした。

 

若かったし、おじさんたちはそれはもうチヤホヤチヤホヤ可愛がってくれたのですが、中には私の浮ついたふるまいをみて社長に助言する方もいらっしゃったようで、あるとき社長が私にこういいました。

 

「誰もあなたの話なんて聴きたくないんだから、皆さんの話を聞きなさい」

 

それまでは留学経験があるとか、英語が話せるとか、まぁ今思ってもさほどのことはないんですが、当時の私は自分には「ちょっと他と違う価値」があると思っていて、私の話を聞いてほしい!という気持ちがすごく強かったように思います。「他と違う」の「他」は同世代の人たちと比べて、ということだったわけですが、浅はかで我が強く、若かった私はそれに気づいていませんでした。社会人全体からみたらあなたはミジンコだし、なによりも相手はずっと年上で、会社の社長さんやえらいさんという社会的に地位のある方々とお付き合いするのだから、「私が!」「私が!」は封印しろ、といわれたわけです。

 

社長のことはすごく尊敬していた&素直だった私は「そうか、確かに私みたいな社会人一年生は黙ってるべきだな」と思い、翌日からはあいづちマンとなりました。

 

おじさんたちは若いお嬢さんが「へぇ~」「すごーい」「わぁ~」って話を聞いてくれるのはうれしいものです。おじさんじゃなくたって悪い気はしません。中年になった今、年下の部下や同僚をもってそれがよくわかります。声にだして「へぇ」とか「わぁ」とか言ってもらえると、一生懸命こちらの話に耳を傾けてくれているように聞こえるので、無条件にうれしくなるものです。日本で社会人として生きていく上で、これはもっとも大事かつ味方をつくるのに有益な方法だと今でも思っています。

 

つい数日前、当時お世話になった「父とさほど年齢の変わらない方」からFBで友達申請いただきました。10年ほどご無沙汰していたのですが、今でも覚えていてくださっていて感謝の気持ちでいっぱいです。次回の帰国時にでも会いに行きたいと思っていますが、40を越えた中年ですけども、やっぱり私はあいづちマンとしておじさんの話を聞きたいと思うのでした。