また、明日。

マイペースにやってます。

映画 『聖の青春』

ずっと気になってて、ようやく見れた作品。

 

 将棋が大好きで大好きで、大好きがゆえに延命よりも将棋のそばにいることを決めて生き抜いた”羽生世代”といわれる若手棋士村山聖さんのお話。

聖の青春 [DVD]

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個人的には、村山さんのご両親はなぜ治療することにもっと積極的にならなかったのだろうか、本人も「将棋と寄り添っていたい」のならば何故もっと健康管理をしなかったのか。そこがどうしても理解できなかった。それとも、長くない命と知ってたからこそ、太く短く燃やすことを選んだのか。

 

私も子どもがいるけれど、自分の子にあそこまで好きにさせてあげられる自信はない。ただ、映画で描かれた以上にご本人が自立して生きることを望んでいたり、ご両親も難病によって先行きが見えにくかったのかな、とかとか色々と考えてしまった。(このあたり、原作本読むとわかるのかな)

 

それにしても将棋の世界(勝負の世界)はなんと厳しいものか。全く知らなかった将棋の世界、あんなに裾野が広く、なおかつ熾烈な「実力勝負」があり、力のある人は許される世界であり、多くの人が虜になるドラマがある。その中でも村山さんは病気を抱えながら、破天荒な強さで注目を集めていく。すごい、この人。酒の飲み方も将棋への集中力も、そして生きることへの向き合い方も。「執着」が将棋の名人になることで、生きながらえることではなかったことが驚きだった。生きてなかったら名人になれないのに。

 

かといって破滅型思考というわけでもないし、独特の思想があったんだろう。まだまだ若かったし、そういうことを言葉に残すすべも持っていなかったのかもしれない。そんなに自分の命をかけられるものがある、というのはちょっとうらやましい気もするけれど…。だからこそ「伝説の棋士」なんて呼ばれるんでしょうけれど。

 

それにしても残される方はつらいですね。思い出すことはあっても、それに勝つことはもう叶わないから。

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この映画で将棋というものの熱気に当てられ、父に教わって将棋をさしてみたりしたのですが、なかなか勝つのは難しく、先を読むのが難しく、将棋の醍醐味を味わえるようになるまでの道のりは遠そうです。。。

 

で、このアプリでちまちま練習中。

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