息子とふたりでバンコク市内でお泊りしてきました。
たまには旅行者気分でぶらぶらするのも悪くないな、と思い、1か月ほど前に計画。 当日は始動時間が遅くなりましたが、昼前には出発してまずは国立博物館へ向かいました。
海外暮らしでなかなか日本美術に触れる機会が少なく、個人的にはこういうものに飢え続けていたところ。実は海外にいるほうが効率よく、質のいい日本美術展を見られることが多いので、とても楽しみにしていた展覧会です。
上記リンクにもあるように、重要文化財や国宝がいくつも出展されているのですが、日本だったらイモ洗い状態だろう展示室はゆったりとしていて、展示品の置き方も工夫されており、写真撮影も可能なので気に入った角度から数枚撮るなんてこともできました。ライトの当て方とか、展示の構成なども非常に興味深かった。強いていうならもう少しキャプションに説明が欲しかったかなぁ…。日本の仏教とタイの仏教には違いもあるでしょうからね。羅刹とか愛染明王とかわかったかな?
THE★銅鐸。かっこいい!!
タイの人に限らず、観光で来てると思しき欧米の方や中国の方々が熱心に見る様子はこちらの気持ちをキュッと引き締めてくれました。特に学校の遠足で来ている若いタイの学生さんたちには、今後も日本と仲良くしてね。。。という気持ちに。
息子には「これはそのうち教科書に出てくるよ。とても大事なものだから、覚えておいてね」と言いながらいくつかの展示品について私が知っていることを教えました。どこまで、いつまで、覚えていてくれるかわかりませんが、神妙な面持ちで話を聞いてくれたことを私は覚えていようと思います。
博物館のあと、ぶらぶらとお散歩したり、お茶したりして、夕方にはカオサン近くのホテルにチェックイン。今回泊ったのはこちら。
ロケーションはカオサン通りから離れていて、プラスメン砦の裏側・川沿い・住宅街の中にあります。このあたりは安いゲストハウスが多くあるのですが、実は地元の人たちの生活エリアであり、近くには学校もあるので、住民の方々には迷惑にならないようにしたいところです。
このホテル、家族経営されている様子で「愛想は売らないよ」というところはありますが(まぁ、スマイル0円なのは日本だけ)、お部屋はシンプルだけども清潔で居心地がよく、窓が大きいのがいいところ。壁が薄いので音が響く、という口コミがありますが、さほど気になりませんでした。シャワーもしっかりお湯がでますし、湯量もそこそこ。お部屋にはポットもあるのでお湯をわかしてお茶を飲むこともできます。アメニティには歯ブラシ、シャワーキャップ、綿棒、バスルームにはシャンプーとボディソープが備え付けてあり、最低限ですが必要なものは一通りそろっていました。
そしてここ、レストランが川に張り出したテラスになっていて、景色がとってもいい!ラマ8世橋を奥にしてキラキラした夜景が本当にきれいです。朝もこのテラスで朝ご飯がいただけます。夜はライブもやってました(しかも満席に近かった!)。お食事だけの利用も可能ということなので、今度は夜、お食事に行きたいなー。本当に素敵ですよ。お値段もリーズナブル(っぽい)。
テラスで朝ごはんをいただきました。トーストとコーヒーのセットで60バーツ。卵やベーコン付きのフルブレックファストで150バーツです。
朝ごはんの後はまたお散歩して、昼にはチェックアウトして、プラアティット通りのカフェでお昼ご飯を食べて、バスと電車を乗り継いで帰宅しました。
「お散歩、楽しかったね!」
「また公園行きたいなー」
と息子にも大好評。公園で遊んだことを日記(学校の宿題)に書いていたようです。
プラスメン砦。朝はランニングしたり、ヨガしてる人がいた。私も次回はヨガマット持参する!
「市内だから泊まる必要がない」と思いがちですが、子供がいるとどうしても時間と行動に制限がでるので、安いホテルがあるエリアならば泊まりでお出かけというのはいいかも。市内で1000バーツくらいなら、バスルーム付きのお部屋に泊まれますからね。
急き立てられるように走り回るより、少し日常と異なる時間の流れ方を楽しむ週末、というのもいいものです。