読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

また、明日。

マイペースにやってます。

Kindle Unlimitedで世界は変わるの?

トピック「kindle」について

Unlimited、ついにはじまりましたね。

早速申し込みまして、手塚せんせの『アドルフに告ぐ』を読んでおります。

 

アドルフに告ぐ 1
 

 これ、週刊文春に掲載されてたんですよね。幼心(当時、小学生)に「大人の雑誌にも漫画が載るんだ」とびっくりしたのを覚えています。

 

で、チラチラと親の目を盗んで読んでいましたんですが、内容が難しく「おもしろいのか?」と思っていました。あと、濡れ場が多いので「親にみつかったらヤバイ」とも。 別に何も言わなかったとは思いますが(TVや映画のエッチなシーンも規制ナシだった我が家なので)

 

そんなわけでこの漫画は「大人が読むもの」であり「非常に深刻かつ大変なお話」を描いているというのがみっちりと脳内に刷り込まれ、大人になってから読み返したときには「手塚せんせすごい!!!こんな壮大な物語を描いていたとは!!!」と感動もすごかったのでした。今、改めて読んでも、第二次世界大戦期のナチスに対する熱狂や特高警察・赤狩り・密告や人種差別などは読んでいて吐き気がしますし、このような不穏な空気を今の世の中の根底にほんのり感じることもあり、読んでいるだけで非常にうんざりさせられます。たかが漫画、されど漫画。

 

当時は戦後40年あたりで、戦争に行った人たちが引退し、社会に対して贖罪をはじめていた頃だったのではないかと思います。その頃に反省の気持ちを込めて先生はこの本を描いたのかな、と思うとぞっとします。

 

他に、今はパタリロを読んでます。 

 

 最高ですね、このマンネリズムと冷戦時代の価値観(褒めてる)さかのぼって10巻あたりも読んでいたんですが、ほんと最高。独自の美意識と美学に基づく、最高のナンセンス漫画ですね。実は父がパタリロの大ファンで、まじめで評判の堅物な父が宴会の席(屋形船)でクックロビン音頭を披露したことは忘れません。それだけのパワーを持つパタリロを近年「また読みたい・・・」とうずうずしていたので、Unlimitedさまさまといえます。

 

これ、今後どういう風に世の中を変えていくのか楽しみです。電子書籍業界の起爆剤となるのか?とまではわかりませんが、消費者行動を変えることは必至でしょう。「乱れ読み」「途中まで読んでやめる」ということが自由になり、ジャンルによっては今まで以上にコンテンツのライフサイクルが短くなり、捨てられるものも多々出てくるかもしれません。雑誌やビジネス書などはその傾向が今まで以上に強くなるでしょうし、漫画や小説などは「試してみて、気に入ったら買う」という行動が鈍化するかもしれません。だって、毎月980円払えばいいんですから。

 

980円にどこまでの価値を見出せるかですが、個人的には音楽以上に密度が濃く、無駄の少ない利用ができるように感じています。しばらく利用を続けてみたいと思います。