また、明日。

マイペースにやってます。

中年にも老年にもヨガがよさそう

相変わらずほそぼそとやってます、ヨガ。

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私は呼吸が浅いので、ヨガで胸を開き、しっかり肺に空気を送り込む感覚というのはすごく気持ちがよいです。そして「健康によさそうだよ~」と自分に言い聞かせ、息を止めないように強めに意識しています。息を止めていたら脂肪が燃えないからね!

 

というのは半分冗談で、呼吸が浅いということに対して、実はとても怖い気持ちがあるから、できるだけ深い呼吸をする機会を作りたいのです。

 

数年前に亡くなった祖母はやはり呼吸が浅い人でした。その祖母が膝の手術で入院しているときにぼけたようになってしまったことがあります。飼っていた犬猫のことを「ちゃんと学校に行っているかしら」などと言い出し、付き添いで毎日のように病院に行っていた母は「どうしよう、私がちゃんとしていないから」と自分を責めました(まったく母は悪くないのにね)。私が様子を見に行って「こりゃおかしいな」ということになり、医者に相談したところ「寝たままで動かないから脳に酸素が充分に取り込めていない。だから頭がぼんやりして、夢うつつの状態なんだと思う。呼吸が浅いことが原因ですね」といわれたのです。結局、鼻からチューブを入れて酸素を常時吸えるようにしたらうそみたいによくなったので、酸素大事。呼吸大事。ただでさえ歳とって運動量が減ると肺活量も減ってしまうので、呼吸を意識して肺に空気を送り込むようにするヨガはすごくいい、と思うわけです。

 

それから、ヨガのときの呼吸は腹式呼吸なので、下腹の筋肉にも効果が高いのがまたいいと思うんです。意識してやっていると、腹筋の筋肉痛になるほど。産後、緩んでいた腹筋が少し引き締まってきたような気すらしています。気のせいかもしれないけど。でも、この伸びてしまった腹筋は、ただ腹筋運動をしているだけでは戻らないことも知っています。それよりは腹式呼吸をしているほうが効いているのは、筋肉痛になっていることからも明白。きっと内臓にも適度な刺激となっていることでしょう。腹筋がしっかりとあれば内臓も鍛えられるからね。

 

それと左右の肩甲骨の間(背中の真ん中)が固いと体調を崩しやすいのですが、ヨガをやってるとここをぐいぐい攻めるんですよね。「頭からお尻まで一直線に」なんていわれると、ここと腰と腹筋にキュッと力が入ります。その状態で腕を動かしたりするのでここの筋肉をゴリゴリ動かすことに。一時期、眼精疲労がひどくて肩こりや頭痛がしていたのですが、このあたりに刺激を与えてほぐすと頭痛が消えた経験もあって意識してほぐすようにしているのですが、ヨガだとポーズと呼吸で自然に刺激できるからいい。

 

他にも肩周りや股関節の稼動域を広げる効果も実感。肩周りの筋肉が固まって稼動域が狭くなると四十肩・五十肩になってしまいますので、きちんとケアしたいもの。股関節も稼動域が狭まると怪我をしやすくなるので、人工関節をいれない暮らしを目標にここらへんはケアしたい。胡坐かくのも一苦労ですからね、股関節が固いと。

 

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今、こんなかんじ(まったく笑えない)

 

自分の体って思ってる以上に自分ではわかっていなくて、日々ちょっとずつ「どうですかー、元気ですかー」と声をかけて手をかけてあげないと、たぶんある日そっぽを向かれる。「なにいってんだよ、今まで放っておいて。ガタガタだぜ、ちぇっ」くらいなことは言うんじゃないだろうか。

 

でも手をかけてあげれば必ず返ってくる。それは若い頃のあれこれで実証済み。今とあのころではコンディションはまるで違っているけれど、でも手をかけてあげればそれなりの結果として返ってくるのは間違いない。40代には40代としての手ごたえ、50代には50代の、60代には60代の手ごたえをきっと残せる。人の体というのはそういうものなので、ヨガは最適なんだろうなーと思っている。関節と呼吸、内臓に響くあれこれ。極度な負荷をかけずとも、自重をつかって体に働きかける。

 

日々、実践あるのみ。

 

そうやって小さく小さく筋肉や関節を労わって育て、老化にあらがいつつ、大事に暮らしていく手段のひとつとして、細く長く続けていきたいもの、と思っています。