ここに暮らす意味。
経済的に自立して暮らすということは、なんらかの自信に繋がると思っている。
うちの実家はいざとなったら帰ってきてもいいよと言えるほどに物理的・精神的な余裕があるのだが、親兄弟にも色々な事情があるし、子どもの教育などについても話し合い、結果としてここで暮らしている。
ここに暮らす上でさまざまな問題もあってしんどいことも多いけれど、自分で稼いだお金で生活費を払い、子供を学校に通わせているということに対して、私はすごく満足している。
昨年は今までよりも広い(家賃の高い)部屋に引っ越しもした。年末には家族(猫)が増えた。それでも生活レベルを落とさずに暮らせている。引っ越し当日、荷物を運び込んだ部屋を眺めながら「出世したなぁ!」と自分を褒めた。
そう、褒めたのだ。
自分の力で暮らしを整えること、すごく裕福なわけでもないし賃貸住まいだけれども、それなりの生活を維持し、子どもにも不自由させるわけでもなく、猫を2匹養い、自分の稼ぎで暮らせていることがどれほどの自信になっていることか。
親元に帰ることはたやすい。庇護してもらい、親と仲良く暮らすのもいいかもしれない。でも、それでは私は駄目になる。子どもをそんなことに巻き込みたくないし、私ももうあんな思いはしたくない。それに日本で、自分の稼ぎだけでは今の生活レベルはきっと望めない。そもそも40オーバーの中年に割りのいい仕事があるかどうかわからない。
いざとなったら帰れる、だから踏ん張れる。
次のボーナスの使い道はロボット掃除機にするか新しいテレビにするか悩めるのは幸せだ。自分の稼ぎで子どもと猫2匹をおなかいっぱい食べさせられて幸せだ。旅行の計画をたてる余裕があって幸せだ。
私、えらい。がんばってる。
よくやってるじゃん。
明日は今日よりいい日になるよ。きっと。
anngleさんのコラム 第29回 『お正月がまたやってきた(タイにおける春節)』
憂鬱をぶっとばせ
ずっとここのところ気持ちの整理がつかないことがあって、悶々としています。
きっかけは数ヶ月前、それまでになんとなく違和感を感じていたことが全部つながっているように感じることがありました。
そうなったのは自分のせいでもあるから仕方ないな、因果応報っていうしな、と
諦めるように自分に言い聞かせていたのだけれど、どうやっても腑に落ちない。
なぜこうなったのか。
なぜこのタイミングなのか。
なぜ私なのか。
ネガティブな気持ちって一度生まれると延々と再生産されるので
この思考のくせ(ループ)を打破するきっかけがあればいいのだけれど
今、人とあまり会わずにいるからなおさらだろうけど
悶々とし続けて自分で自分の首を絞めている。
誰かのせいにして気持ちを楽にしたかったんだけど
それで根本的なところが解決するわけでもないので
目にしたくないことはそっとしておいているのだけど。
でも、もう自分の中で切り替えるきっかけを探すことに集中します。
「いやだな」と思うことに向き合うことだけが正解じゃないから。
かといって逃げないよ、消化して前にすすまないとね。
とりあえず、そっと距離を置く。
反省するところはする。
明日の自分をイメージする。
明日は今日よりいい自分。
自分の人生を無駄にするのも、活かすのも自分次第。
今、ここにある時間も思考も全部自分のためにつかおう。
とりあえず、運動すっか。
杉坂圭介 『飛田で生きる』と『飛田の子』
先日の玉井次郎さんの本を読んだ後、関連書籍のところでamazonさんに紹介されたのでこちらを読んでみました。風俗業界男性経営者による裏話です。
私は関東の人なので飛田という遊郭の存在を知ったのはかなりあと、じつはここ数年のことです。後述する本にNHKで取り上げられた話が書いてありますが、たぶん私が飛田を知ったのはその番組だったと思います。一見、ふつうっぽい家並・街並みに突如あらわれる色街の姿に驚いたのを覚えています。
そこで経営者として10年暮らしていた杉坂さん。男性の欲望の最前線で女の子たちをいかに見つけ、働かせ、そして事業をまわしていたかをつぶさに語っています。この本の真偽は私にはわかりませんが、良いも悪いもない、必要としている男性と女性がいる、ということ、そして歴史を守って街を守る仕組みがあることがひしひしと伝わってきました。
杉坂さんは淡々と事実として飛田を必要とする女の子たちの姿を描いています。その視線は思いやり(っぽいもの)だったり、寄り添うような姿だったり、ときにがっかりするという人間らしい姿です。春を売る仕事というとお涙ちょうだいストーリーを期待する人が多いと思うのですが、もっとスコーンと突き抜けた明るさと人間らしさ、私達の日常と変わらない姿を感じます。飛田の仕事も、仕事ってことかな。
続いてこちらの本も読んでみました。
先に記載したNHKの番組について書かれているのはこちらの本のあとがき。飛田が置かれている状況を説明し、時代に寄り添う姿を模索していることを目的としてカメラを受け入れたということが中の人の視点でかかれています。
こちらの本の内容は、前作よりももう少し物語的というか、実際に働いていた女の子の姿をもとにして描いています。こっちのほうが飛田経営の覗き見趣味を満たしてくれるかも。どこまで本当の話かはさておき。
「女は体を売ればいいんだから楽だよな」って言う人もいるけれど、それを買う男性がいるという事実を忘れちゃいけない。そして経営する男性がいることも。当たり前といえば当たり前だけど、そんなことをバンコクの風俗街に近い場所に暮らしながら考えています。
玉井さんの本についての過去記事はこちら。
ご本人にコメントいただき、大変恐縮です。
そしていまさら気づいた…。玉井さんじゃなくて玉さんなんだ…。
そういうことか…(遅い)
ワーママのやりくり(時間割のお話)
私の朝は5時に始まり、22時に終わる。
その間、自分のための時間はほとんどない。
読書や勉強なんてほぼできない。
先日、FBで友人のワーママも悩んでいた。
すごくパワフルに仕事もしてる人なのだけど、それでも足りないという。
なので、私自身も一日の時間をどう使っているかちょっと書き出してみました。
かなり理想的かつ順調にスケジュールをこなせた場合。
宿題が1時間でおわることはないので、大体どこかを削ることになる。
朝と夜のごはんは一緒に食べたいし、寝る前のおしゃべりもしたい。
お風呂はまだ1人で入れないし、むしろ貴重なコミュニケーションタイム。
朝ドラは唯一の楽しみなので削れない、削りたくない。
睡眠時間を削れば勉強はできるけれど、体への負担は減らしたいし、
ちょっと無理をすれば翌日に響くから無理はできない。
子どもがいるおうちでお母さんのプライベートな時間ってどうやって捻出しているのだろう。日本だと家事育児がお母さんにのしかかる度合いも高い。家事の外注もあまりできないし、外食なんてもってのほか。どうしてるの、みなさん?
私はもうね、今夜は外で買って帰ります。
宿題にかかる時間が長すぎるんだ。
今日はもうHPも削られまくったので外のごはんだ。
外食文化・屋台文化万歳。