活動量計を買った理由。
ある朝のこと、目が覚めたら天井がぐるぐるっと回った。
たまーにあるので(妙齢の女性特有なやつ?)と思いつつ、少し落ち着いてから体の向きを変えようとしたら、またぐにゃりと回った。
「あ、こりゃダメだ。三半規管だ」
と思い、試しに右左と頭を動かしたところ、今度はひどい吐き気に襲われた。
まさに船酔いのひどいやつ、みたいな感じ。
目がまわる感覚が少し収まったところでスマホをひっつかみ、急いで検索をする。
「目が回る」
「三半規管 病気」
「内耳 病気 めまい」
そして息子をたたき起こし、そのまま病院へ。
受付でも気分が優れず、勧められるままに車椅子を借り、担当医の出勤を待っていられないので救急へ回してもらう(この時点でまだ朝8時)。ベッドに横になったところで朝のぐるぐるを10倍くらい強くしたのがやってきた。「あー、こりゃだめだ。入院だな」と在タイ11年の入院数回経験者は思う。
最初は耳鼻科医が来たものの、「点滴するね」とだけ言ってすぐに神経内科医とチェンジ。耳鼻科医はなかなかのイケメンだった(ような気がする)けど、目が回るのでそんなこと言ってられない。とにかく適切な診断と治療ができる先生が来るのを待つだけだ。
息子はベッドの横で持ってきたおもちゃでひとりで遊んでいる。出かけるときには必ずおもちゃと本を持たせるようにしつけておいてよかった…えらい、自分(と思った)。
そしてめでたく入院。
やっぱりねー。わかってたー。知ってたー。
入院して24時間の点滴(吐き気止め)に繋がれ、4時間ほどたったところでようやく吐き気がおさまる。起き上がって友人にLINEするも、めまいがする。薬も飲んだけど、ぐるぐるしないだけでやはりおかしい。ふわふわぼよんぼよんしててスマホに集中できない。本を読む気などもちろん起きないしテレビもつらいので、ひたすら寝ていた。息子は途中で飽きたようだったけど、テレビをみたりしてそれなりに過ごしていたようだ。
結局、そのまま1日半ほど入院した。
診断ははっきりとはついてないのだけど、耳の中のリンパ液の問題だろうとのこと。
それってメニエール病ってやつでは…。
でも、看護師の友人と話してたら「良性発作性頭位めまい症かもよ」と言われた。そうであれば、少しすればよくなるだろう…と思いつつ、今も時々フラフラしたりめまいがしたりする。今後、どうなるのかはわからない。
とにかくゆっくり休むことが大事、ということなので睡眠導入剤を処方されたり、めまいがするときの薬をもらっていたりする。運動は再開していいとは言われたものの、ランニングに出た先で目の前がグニャリとなっては怖いので、ヨガと散歩だけにしている。せっかくランニングが習慣づいてきたところだったので、残念で仕方ない。